聖一国師とは

聖一国師

私たちの郷土“静岡”に生まれ、日本と中国の著名な寺で修行を積み、のちに京都五山の一つ東福寺の開山となった聖一国師は、僧侶として最高の栄誉である「国師」の号を日本で最初に贈られた高僧であり、静岡茶の始祖として知られています。

国師は、中国から茶の種子や麺類、人形などの技術を持ち帰り、我が国に伝えて、日本の産業と文化の進歩のために大いに貢献しました。その聖一国師の高徳を称え、偉大な功績に感謝し、後世にその遺徳を伝えようと、昭和29年、狐ケ崎遊園地(現在のイオン清水店)の御堂に国師真像を安置し、開眼の儀を行いました。

爾来、毎年春、秋の2回、聖一国師のご生家当主をはじめ、茶業、製麺、人形各組合の関係者の皆様をお迎えし、供養・法要が営まれてきました。

ここに改めて国師の生いたちと我が国にもたらした偉業、そして狐ケ崎に国師をおまつりしてから今日に至るまでの足跡を振り返ります。